Entry

2017年02月

恒例のCP+2017レポート

今年のトップバッターはニコンさんから。

CP+直前にDLシリーズの発売中止というニュースがあり目立った新製品もなかったが、100周年関連の展示が盛り上がりを見せてます。

20170223222536.jpg

最初の頃は空撮用のレンズを作っていたのですね。

20170223222537.jpg

 Nikon I 型がお目見え。Nikonのロゴがいいですね。たしかF5にもこのロゴの限定モデルがあった。

20170223222538.jpg



D5の100周年記念モデル。右の頭に100周年のロゴが見えます。ストラップもかっこいい。ボディの塗装はダークグレーでつるつるした感じの質感でした。黒のアルミケースに入ってます。

20170223223918.jpg

こちらはD500。

20170223223919.jpg

100周年記念でセット販売予定の大三元シリーズ。ダークグレーの光沢塗装はD5と共通。

20170223223917.jpg

これは70-200Eのレンズユニットだけを取り出したもの。大三元セットのおまけになるそう。

20170223223836.jpg

カメラの展示では、アクションカメラがメインでした。

20170223222535.jpg

 



GFXで話題の富士フィルムブースが活気づいていました。

20170224002528.jpg

120mmマクロは手ブレ補正がつくんですね。

20170223222531.jpg

4x5アダプターも展示がありました。

20170223222532.jpg

 


ソニーの業務用カムコーダ。かっこいいですね。
20170223223920.jpg

20170223223921.jpg


でもなんと言っても今回はこれですよね、アポダイジングフィルター。フジのフィルム状のものと違って、こちらはNDフィルターの中央を削って透明なガラスで埋めるという手の込んだフィルターです。
20170223224014.jpg
上のフィルターが入った100mm F2.8 STF。大人気でした。
20170223224013.jpg

 


キヤノンはKiss X9iの派生モデル3兄弟が話題でしたが、意外と頑張ってるのがこのレンズです。F値が3.5から4に下がったけどかなりコンパクトになってます。

20170223224016.jpg

画質が大きく改善された16-35mmF2.8III前玉の形状がすごいですね。
20170223224015.jpg



シグマさんで見かけた100−400mm.。ちょっと暗めだけど、これだけコンパクトならありですね。
20170223224659.jpg


おおっと、ついにきたArtシリーズの24-70mm F2.8。凸群先行でコンパクト。手ブレ補正もついた。
20170223224700.jpg


こんな勇ましいレンズもありました。
20170223224423.jpg


オオカミヨ。
20170223224424.jpg

 



ケンコーさんのブースで見つけた、水につけても大丈夫なLED。でもカメラは大丈夫じゃない!

20170223224017.jpg

フル発光で20分くらい点灯するそう。
20170223224018.jpg

何じゃこれは!と思ったら。
20170223224117.jpg


スマホに一眼レフ用レンズをつけちゃうという強引なアダプター。
20170223224118.jpg


でも待てよ?焦点距離が長くなりすぎません?リデューサーレンズが入ってる?かと思ったら。
20170223224119.jpg


中間にスリガラス的なマイクロレンズでできた光学素子が入ってますと。つまり昔懐かしい縮小光学系ってやつですね。
20170223224120.jpg


ケンコーさんは韓国のサムヤンのレンズも扱ってます。こちらは最新の85mm F1.2。どことなくOtusを意識?
20170223224121.jpg


サムスンのデジカメ部門のリストラで、光学技術者が大挙サムヤンに移ってきたと言ってました。そういや、元ペンタックスの畳屋さんを会場でお見かけしました。
20170223224122.jpg


ケンコーさんのメインは、もちろんこちら。ゼクロスと読むそうです。枠のガラス保持方法を見直すことで高画質化しているそうです。以前の留め金方式では結構ガラスがゆがんでたんですね。窓ガラスのコーキングみたいな保持方法のようでした。

20170223224123.jpg

 


フランス語を話す出展者が、円周魚眼でVR映像を作るデモをしていました。Eマウント用のレンズもあります。

20170223224124.jpg

ベースカメラはGoPro3台でしょうか。これで360度一度に撮影するんですね。軽量そうなVR雲台や、撮るのを忘れたけどパノラマ自動撮影装置なんかもありました。
20170223224125.jpg


パナソニックのブースで見つけたデュアル手ブレ補正のデモ。レンズとボディの双方の手ブレ補正機構を組み合わせると5段分の手ブレ補正が可能といってました。単独より両方合わせたほうが効くそうです。
20170223224410.jpg



CIPA認定の手ブレ発生機まで持ち込んでペンタックス APの手ブレ補正効果をアピールしていたリコーブース。
20170223224420.jpg


KPのスケルトンモデル。
20170223224421.jpg


Otus並にでかいDFA* 50mm F1.4。
20170223224422.jpg

 


ジッツオブースで見かけた、筆者も長年愛用のG1228。世界初のカーボン三脚だったんだ。
20170223224646.jpg


創業者がアルセーヌ・ジッツォーヴェンさんでGitzoなのですね。もとは機関銃の銃座メーカーと聞いたことがありますが銃座のことなんてどこにも書いてません。最初はシャッター回りのメーカーだったのですね。

20170223224647.jpg

20170223224648.jpg



電波対応ストロボを逸早く出したニッシンストロボさんは、ブースが大きくなって黒山の人だかりでした。新製品はコマンダーのAir10s。従来との違いは調光が1/3段刻みになったのと液晶が見やすくなったとのこと。
20170223224649.jpg

 


マルミ光機のブースでは、強化ガラスを使用したEXUS SOLIDシリーズをアピール。

20170223224650.jpg

簡単に割れるタイルと、割れないフィルターのデモ。
20170223224652.jpg

撥水・防汚機能のデモ。静電気も起きにくく、ホコリがつきにくいそうです。
20170223224651.jpg

 

 

規格をどんどん複雑化させてユーザーを混乱のどん底に陥れるSDアソシエイションがまたやらかしてくれました。スピードクラスにビデオスピードクラスという新たな表示規格の出現です。今度はVの後の数字が、そのまま最低記録速度のMB/sだそうです。今後はこれで統一して欲しいですね。

20170223224412.jpg

 

UHSクラスはUHS-IIIが登場。最高転送速度は624MB/sで、CFastやXQDより早くなるそうです。なら最初からそうしとけって。他に早いヤツがでて来たらIV 、Vと続くのでしょうか?

20170223224411.jpg

20170223224413.jpg

 


機材の形状にぴったり合ったHPRCのケース。MADE IN ITALY。
20170223224653.jpg


キャリーバッグタイプもあります。さっすがおしゃれっすね。
20170223224654.jpg



トミーテックさんで見かけたカーボン鏡筒の望遠鏡。最近は軽量化重視というが、水道管でもいい?
20170223224656.jpg


説明の方がしきりに購入を勧めてくれたUniqballのレベリングボールヘッド。オレンジの外側のレベリングボールの水平をとり、内側の黒のボールをオレンジの摘まみを回してゆるく締めると、あら不思議。水平パンも斜めのパンも自由自在。手を離すと静止するということで、鳥屋さんに大人気なのだそうです。確かにこれは良さそうだ。
20170223224657.jpg

20170223224658.jpg

 


YongnuoのAFレンズ。着々と増殖中。
20170223224655.jpg

 


今回のCP+で目立ったのはLEDライト。従来は平面上にLED電球をたくさん並べただけのものが多かったが、最近は薄型の面光源のLED照明が目立った。これはアガイ商事さんのブース。Fotodioxの製品。

20170223224415.jpg

色温度、光量調節が可能。
20170223224416.jpg

円形やリング状のものもある。価格は小さいもので3万円ちょっと、大きいものは50万円くらいする。面光源の原理は、スライドビュワーや液晶モニターのバックライトの原理と同じで、エッジ部分に光源がある。
20170223224414.jpg


スポットライトタイプのLEDもある。もうやけどの心配はない?
20170223224419.jpg

20170223224418.jpg

20170223224417.jpg


コメットさんのブースでもストロボを差し置いて、LED照明が目立った。これは直径80cm、20万円の大型面光源。
20170223222529.jpg


バッテリー駆動が可能な小型スポット。7万円ちょっと。

20170223222528.jpg

今回のCP+2017では目立った新商品はなかったけど、従来技術からちょっと先が見えてくる商品は色々あったと思います。特に海外メーカーが結構おもしろい製品出してますね。かたや日本のメーカーは手堅い商品ばかり。カメラメーカーの展示では技術面の説明やレンズのカットモデルが少なくなってしまっていたのは残念でした。元気だったのはLED照明を出しているところでしたが、商社さんばかりだったので,これも海外から買い付けたものでしょう。奥のアネックスで、中古カメラとアウトレット販売がありましたが、特にアウトレットは激安のものが多かったです。時間がなかったので早々に退散して来ましたが、カメラショー共々半日くらいは軽く遊べそうな空間でした。

Pagination

  • Newer
  • Older
  • Page
  • 1

Utility

Calendar

01 2017.02 03
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -

About

写真家・杉本利彦からのお知らせ、日常のメモなどを書きます。

Entry Search

Page

  • ページが登録されていません。