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2015年02月

CP+2015 ソニーブース

CP+2015前にはおもだった発表がなかったソニー。α7IIやα7Sなどが中心の展示構成だった。中でも目立ったのがα7IIの5軸手ブレ補正のデモ。思っていたよりも大きく動くのには驚かされた。

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それ以外では135mmSTFレンズのアポダイゼーションフィルターの展示が目新しい。

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富士フィルムが昨年リリースしたXF 56mm F1.2 R APDのフィルターはフィルム状の薄型であったが、こちらはかなり厚みがある。一説にはNDフィルターを凹型に削って同じ屈折率の透明ガラスで埋めた構造と言うが、ここでも説明がないので製法の確認はできなかった。

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CP+2015 ニコンブース

ニコンブースは、先日発売された「AF-S 300MM F4E PF ED」や、直前に発表された天体撮影向けの「D810A」が目新しい。技術面の展示では、D750の薄型化技術がわかりやすく展示されていた。

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モノコックボディで強度を確保、ミラーボックスのスリム化、基板の切り欠き部分にイメージセンサーユニットをレイアウトして省スペース化、といった様子が一目瞭然だ。

 

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カットモデルを見ると、グリップの深さを確保する上で薄型化の効果が大きい事がわかる。深いグリップの実現というだけなら旧モデルのコンデンサー(フラッシュ用?)部分をなしにしてもできそうな気もするが、根本的な解決にはならないのかもしれない。

下はレンズ技術コーナーにあった蛍石の展示。結晶は正八面体なのですね。昔理科の実験で作ったミョウバンに似ています。これは大きな結晶を作るのは大変そう。

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CP+2015 シグマブース

シグマのブースでは150-600mmのスポーツモデルと、新開発のコンテンポラリーの対比が展示。ちょっとだけ小さくなっている。

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広報の桑山さんは相変わらず大人気で、常時多くの報道陣やユーザーにとり囲まれていた。

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シグマさんの今回の目玉は、やはり直前発表された「dp0」。超広角14mmレンズ搭載で換算21mmの画角を持つという。dpシリーズは広角から準に1、2、3とつけられているので1より広角は想定されていなかった?「0」というネーミングは苦肉の策とは言え、インパクトはある。桑山さんによるとdp0のレンズもかなり頑張っていて、歪曲収差は0.5以内に収まっているという。この機種も期待できそうだ。

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え?望遠レンズというほど前に出っ張ったスタイルのdp0。ビューファインダーも結構大型だ。

写真は撮らなかったが、先日発売されたLCDビューファインダーLVF−01の実機を見る事ができた。筆者もいろいろとこの手のファインダーやルーペを見て来ているが、できはすばらしい。レンズ設計者が本気で開発に取り組んだとあって画面の隅々までシャープなのには驚かされた。ぜひ取り付け部分を工夫してもらって他メーカーのカメラにもつけられるようにして欲しい。

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写真家・杉本利彦からのお知らせ、日常のメモなどを書きます。

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