CP+2015に行ってみた。
- 2015/02/13 13:02
- カテゴリー:レポート
久々にCP+レポートを掲載する。実は毎年CP+には何かと用事があって脚を運んでいるが、ここ数年は時間がなくてレポートを見送っていた。
さて今年の目玉はなんと行ってもこれ。
直前に開発発表されたペンタックスのフルサイズ機だ。
もちろんメインストリームはキヤノンの5Dsだったりするのだが、事前発表がなかっただけに注目をあびた。
そもそもペンタックスは、2001年にフィルムカメラのMS-Zをベースにした、600万画素CCD搭載の35mmフルサイズの一眼レフ「K−1」を発売する予定であった。しかし、最終的な価格がかなり高額になってしまうという理由から発売直前に製品化を断念した経緯がある。
それ以降は、フルサイズ機を封印。645Zの発表時に開発者に聞いても、うちは645シリーズがあるのでフルサイズはやらないと言っていたはずなのだ。そこへ今回の発表があったので、皆驚かされた。
しかし、645シリーズではかなり収益が上がったというし、もはや消耗戦となりつつあるのAPS-C機よりは、フルサイズ機のほうが収益性を見込めると判断しているのではないかと思う。APS-C機を持っているペンタックスユーザーがフルサイズ機にアップグレードしたいときに選択肢がないのも大きなマイナス点であるから。
モックはまだ3Dプリンターで出力した初期段階のもののようだが、すでにペンタックスらしいフォルムを身につけている。おそらく可動式の液晶など、最新のペンタックスのトレンドも取り入れられている。ペンタ部がだいぶ大きいので、100%表示で倍率の高い光学ファインダーである事は間違いなさそうだ。注目の画素数は36MP?名称は「K−1」の復活か?ペンタックスファンならずとも、しばらく話題はつきそうにない。