CP+2016が開幕!早速行って見た。その2
- 2016/02/28 20:57
- カテゴリー:レポート
CarlZeiss
引き続きCP+2016で気になったのはCarlZeissのコーナー。最近のCarlZeissは、最高級一眼レフ用交換レンズOtus(3本)、より手に入りやすいMilvus(6本)、従来からのClassic(9本)、Eマウントフルサイズ用の交換レンズBatis(2本)、同じくよりコンパクトでMFのLoxia(3本)、APS-Cミラーレス用Touit(3本)これにソニーが販売するAマウントとEマウントのレンズが加わって、ラインナップが実にややこしい。例えば85mm F1.4がソニーAマウントのぞいて3本ある。
Otus 28mm F1.4のカットモデル。全長129.5mm、重量1340g(ZE)という化けものレンズ。レトロフォーカスなのでディスタゴンというが、後群は明らかにガウス型の構成なのでプラナーとも言えるのでは?
こちらはマクロプラナーが原型と言うOtus 85mm F1.4。後群がガウス型の構成。絞りの前の2枚のレンズの曲率がヤバい。
これは左右対称ではないが典型的なガウス型。これぞプラナーの設計だ。
こちらはMilvus 85mm F1.4。後群のガウスの前にコンバーター。Otusを簡略化したものと言える。
Kenko
国内外の用品メーカーやレンズメーカーを次々に集約して、用品メーカーの巨人に発展した。本業のフィルターはさておき、今回はマウントアダプターが気になった。見ればすべて日本製と言うから品質は折り紙付きだろう。注目はこれまでのライカM−各ミラーレスのアダプターに加え、FD、M42、CONTAXマウントから各ミラーレス機用のアダプターが参考出品されていたことだろう。これでKenkoも本格的にマウントアダプターに参入するのだろうか?期待したいところだ。
Nissin
次に用品メーカーで気になったのはストロボメーカーのNissinだ。昨年電波式コマンダー機能を備えたDi700Aを発売。コマンダーとのキットで3万円をきる価格でラジオスレーブが実現できる。今ローコストにストロボシステムの構築を考えているユーザーにお勧めだ。コマンダーキットと本体の予備を2〜3台用意しておけばかなり凝ったライティングができる。
コマンダーのAir1.これをカメラにつけると、ストロボを遠隔操作可能。電波式なので日中や障害物があっても発光可能。
レシーバーAirR。これに各社ストロボをつけると、ラジオスレーブが可能になる。
ストロボ本体。各社のTTL機能に対応するが、電波式のコマンダー機能はないのでラジオスレーブとする際はAir1が必要になる。
Comet
大型ストロボのトップメーカーだが、最近は大型ストロボを使う機会が減っている。写真は時代のニーズに合わせたバッテリー式のモノブロックストロボ・Dm-360。360Wで1/128まで絞れると言う。フル発光で200回発光可能だそう。
CASE
中国・台湾系の中でユニークだったのは、CASEというブランドの遠隔操作システムだ。最近のWiFi機能のあるカメラではスマホからの遠隔操作は当たり前になっているが、WiFi機能を持たないモデルではパソコンからUSB経由で操作することになる。ところがこの装置を取り付けると、USBコントロールをWiFiに変換して、スマホからカメラを操作可能になるというものだ。価格は聞いたけれど、失念。セットで5万円くらいだったかな、世界初ということでちょっと高めだったと思います。
teste
ティーストという長野県上田市のフィルター枠メーカー。
フィルターガラスの取り付け方法で特許を取得していて、ブランドや製品名をフィルターの内側にプリントでき、枠部分にできた余裕部分に模様やデザインをを入れたりできるようになっているそうです。
最後にSIGMAで見かけた美しいレンズ製作道具たちを