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CP+2015 CarlZeiss /RYTRO

Carl Zeiss ブースは,正式発表されたばかりの「Otus 85mm F1.4」ほか、Loxiaシリーズ、Touitシリーズ、シネレンズなどを展示。「Otus 85mm F1.4」は先きに発売された「Otus 55mm F1.4」とほぼ同じ大きさ。価格はほぼ50万円也。究極の画質を求めるユーザーにはむしろ安いのかもしれない。

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前玉が極端な凹レンズになっている。各レンズは分厚くいかにも重そうだ。

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欧米勢で気をはいていたのは後でピントを合わせられるという「LYTRO」。原理はイメージセンサーの前に大型のマイクロレンズをたくさん配置した板を置いて、1個のマイクロレンズを通過した光をいくつものセンサーで捉えておく(マイクロレンズ1個に対して10x10画素くらい)。そうすると、レンズのいろいろな部分を通過した光束をそのまま記録できる事になる。各マイクロレンズは画面全体に配置されているので,画面のどの位置の光がレンズのどの部分を通過した光かが特定できる。そうすれば、被写体とレンズの位置関係は変わらないので、結像位置(ピント位置)で、各光束がどこに当たるかが演算でき、後で自由にピント位置を調節できる事になるというもの。

 最新モデルの「ILLUM」では、イメージセンサーの画素数は4000万画素、出力画素は400万画素ということで、いよいよ実用域になって来た。カメラはかなり斬新なスタイルで、操作はボタン類の他、タッチパネルでスマホライクな操作も入る。背面液晶は可動式。カメラは日本製という事だった。まだ画素数が400万画素という事で、現代のデジタルカメラではすぐに第一線投入とは行かないが、未来派のカメラを逸早く試してみたいというユーザーには歓迎されそうだ。

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画面内右のアンバーからブルーの範囲でピント調節ができる。

 

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液晶モニターは可動式

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斜めに前傾したボディデザインで未来派をイメージする。

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